かぼちゃの里から ~風雲かぼちゃの馬車~

「かぼちゃの里」で修行中の青年が、皆さんに手紙を書いて送ります。

割りとちゃんとエヴァンゲリオンの話。

 

皆さんこんにちは。私です。

皆さんお元気でしょうか。私は猛烈に元気です。

 

この一年は元気に過ごしていけそうなくらい猛烈に元気です。

 

 

なぜかってそれはもう火を見るよりも明らかです。

 

 

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の公開日が決定したからです

 

 

 

 

 

ありがとう。

ついこの前(10月4日)に25周年を迎えたばかりの『エヴァンゲリオン』、嬉しいニュースが続いて我々ファンとしましては失神寸前です。

涙です。

本当に嬉しいことです。感謝です。映画製作に関わられている全ての方に感謝です。

それくらいにファンは(少なくとも私は)失神寸前です。

 

と、私がいくら興奮したところで、『エヴァンゲリオン』のことをご存じでない方にとっては、ただ「よくわからない人がよく分からないことで興奮していてあまり気分がいいとは思えない状態」に見えてしまうと思います。

 

 

それは問題です。

 

 

私が興奮していて、それが気持ち悪く見えてしまうのは致し方ないところはありますが、そのせいで『エヴァンゲリオン』に風評被害を与えてしまっては、彼らに合わせる顔がありません。

多くの素晴らしい体験をさせて頂いた『エヴァンゲリオン』に対して、恩を仇で返すような形になってしまいます。最低です、私って。

 

 

ということで、僭越ではありますが、ちらっと『エヴァンゲリオン』のお話と、なぜ公開日が発表されただけで私は失神してしまうくらいに嬉しくなるのかをお話しさせて頂きたいと思います。

 

 

今日は、ちょっと長いです。

 

 

TVシリーズ版と旧劇場版

新世紀エヴァンゲリオンは、以前もお話ししたように、1995年10月4日からテレビ放送されました。これが全ての始まりです。

この『新世紀エヴァンゲリオン』は、26話で放送が終了されますが、最後の2話(第25話『終わる世界』、第26話『世界の中心でアイを叫んだけもの』)が、非常に難解かつストーリーが完結しないままに終わったことで、多くの議論を産むことになりました。

この26話までの『新世紀エヴァンゲリオン』を、俗に『TVシリーズ版』と言います。

 

その後、未完のまま終わってしまった『TVシリーズ版』を補完する映画が1997年に製作されます。

これが、新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にです。(ちなみに私は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が大好きです。心の底から大好きです。何度見ても涙が出ます。)

この二作の映画を、俗に『旧劇場版』または『旧作』などと言います。(理由は後述。)

 

そして、

この二作の映画の公開によって、1995年から始まった新世紀エヴァンゲリオンはひとまず終わりを迎えます。

おめでとう、そしてありがとう。

 

帰ってきたヱヴァンゲリヲン新劇場版

 

旧劇場版の完結から約10年後の2006年。

多くのアニメファンが『新世紀エヴァンゲリオン』のことを「昔あった有名なアニメ」程度に認識しているだけだった(らしい)2006年。

エヴァンゲリオンは、『新劇場版』というタイトルを引っ提げて、劇場版アニメとしてリメイクされることが発表されます。更にこの『新劇場版』は、4部作になることが公表されます。(これによって、1997年に公開された二作の映画は『旧劇場版』と称されるようになります。)

そして、この4部作で「全てのエヴァンゲリオンが終わりになる」ことも明らかになります。

 

2007年に公開された『新劇場版』1作目の正式なタイトルは、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

一応リメイクなので、話の大筋は『旧作』(『TVシリーズ版』及び『旧劇場版』)と同じですが、細かい設定が違いました。(コアなファンはこの時点で、既にこの『新劇場版』は簡単に終わることはなさそうだと察していたそうです。恐ろしや。)

 

 

続いて公開されたのが、2年後の2009年。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

『旧作』と決定的に話が変わるのがこの作品からです。信じられないことが沢山起きました。新たな登場人物。性格の変更。行動の変化。新たな楽曲。素晴らしいエンタメ映画でした。(『Fate』という新たに追加された曲が私は大好きです。)

 

その3年後の2012年。エヴァンゲリオン新劇場版:Q』が公開されます。

話が大きく変わった『破』から、更に飛躍して『旧作』から遠ざかることになります。極めて難解な単語の応酬とストーリ―展開に、多くのファンが苦しめられ、また同時に楽しむことになりました。(何回観に行ったか覚えていません。)

 

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

『Q』の次回予告で、『新劇場版』4部作完結編のタイトルが『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』であることが発表されます。

が、それから『新劇場版』の話はすっかり途絶えてしまいます。

 

待てども待てども『エヴァ』の話は出てこない。

出てくるのは『シン・ゴジラ』の話ばかり。

『Q』で難題を提示されていたファンからすると、非常に長く辛い時間でした。

 

が、必ず庵野監督は完結編を作ってくれると信じて待っていた2018年7月。

遂に、2020年公開ということが発表されます。

 

涙でした。

 

そして翌年12月には、2020年6月27日というところまで発表されます。

涙涙です。嬉しいやら終わってしまう寂しさやらで意味の分からない感じでした。

 

が、 

 

2020年4月、新型コロナウイルス感染症の流行により公開延期が決定。

またもエヴァンゲリオンは遠ざかります。

 

 

が、

 

 

本年10月16日。

遂に、2021年1月23日公開が発表されたのです。

 

実に8年です。

実際は来年公開なので、9年待つことになりました。

『Q』を劇場で腐るほど見ていた頃、私は高校3年生の17歳でした。

それが今はただの25歳です。来年には26歳です。

長い歳月でした。年も取りました。

しかし、映画を製作して下さった皆さんのご苦労に比べれば、我々ファンの待っていた時間など何ということありません。

ただただ、物語を、エヴァンゲリオンを完結させて頂いたことに感謝するばかりです。

本当にありがとうございます。

エヴァンゲリオンの最後をこの目でしっかり見届けたい、そんな思いです。

 

 

と、言う感じで、公開日決定は非常に嬉しいことなんです。

 

それにしても随分長く色々と書いてしまいました。

私の記憶違いや勝手な解釈も交ざってしまっているかも知れませんので、その点悪しからずなんですが、少しでも『エヴァ』について興味を持っていただけたら幸いです。

 

とりあえず、来年1月まで、一生懸命やっていこうと思います。

 

皆さんも、それまでお元気で。

 

 

それでは、また来週!

 

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