かぼちゃの里から ~風雲かぼちゃの馬車~

「かぼちゃの里」で修行中の青年が、皆さんに手紙を書いて送ります。

対花粉戦、順延。

 

 

 

現在、

3月も中旬。家の前の桜の蕾は開き始め、通りを挟んで見える梅の花はすでに満開です。春の訪れを感じます。とても風情があります。

そういえば少しだけ鼻のつまりも感じます。花粉の訪れです。実に感じたくない風情です。今年も彼らとの死闘の日々が始まると思うと、いままでの平穏で何気ない毎日がどれだけ素晴らしいものだったか実感させられます。

 

 

 

くしゃみのない生活。

 

 

ティッシュという命綱を必要としない世界。

 

 

鼻呼吸で眠る夜。

 

 

 

全てが愛おしいです。

これからは、平穏と最も縁遠い激戦の地へと赴かなければなりません。この戦いの季節を越えて、また愛すべき鼻呼吸での睡眠に帰ることができるのか。今は不安しかありませんが、希望を持って闘っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 と、思っていましたが、

 

 

 

 

こんにちは、私です。

皆さんお元気ですか。

 

 

 

 

私は、 

 

 

 

 

とても元気です。

 

 

 

 

 

というのも、

 

 

 

 

今年はそこまで花粉を感じていないから

 

 

 

 

です。

 少し鼻詰まりを感じますが、その程度で済んでいます。

 

 

 

花粉を感じない3月の中旬。

 

 

これは歓喜です。感謝です。

歓喜の舞を天に捧げたいくらいの歓喜です。

これほどの歓喜は、小学生4年生の時、大雨が降っていつも遊んでいた公園が水浸しになって大はしゃぎしたとき以来です。

あの時は、実際に5人の仲間と歓喜の舞をやりました。

大雨が降る水浸しの公園をラグビーボールを蹴りながら走り回るという極めて原始的な舞でしたが、雨を与えた天への感謝はしっかり伝わっていたと思います。雨合羽を羽織っていた私以外、誰も風邪を引きませんでした。

 

つまり、雨を避けた私だけが風邪を引きました。

恐らく雨を避けるというのが、天にとっては面白くなかったのでしょう。

感謝の態度として相応しくないという判断になったのだと思います。

確かにあれは私が迂闊でした。私の落ち度です。

 

 

やはり、

歓喜の舞たるもの、生身で行う必要があったのです。(?)

 

 

 

 

はい。

 

 

花粉の話です。

 

 

 

 

 

暖かくなると共に花粉の襲来を感じて戦々恐々としていたんですが、どうしたことかこの二、三日非常に冷え込んでいます。この前なんて雪が降ったくらいです。雪が降るくらいに寒いわけです。

 

 

 

そうなると、なかなか花粉が飛ばない。

 

 

いやー、

 

 

ほんとに嬉しい。

 

 

 

 

とても嬉しいです。

 

いずれ花粉は飛ぶんでしょうが、今は飛んでいない。それだけで私は幸せです。

少々雪も降りますし寒いですが、花粉に生活を破壊されるよりはマシです。

  

 私、多少の寒さに対しては勝機がありますが、花粉には全く手も足も出ません。

なんとかのらりくらり、花粉との直接対決をしないままこの季節を乗り越えていきたいところです。

 

 

このまま花粉や雪や寒さや色々に負けずに、頑張っていきましょう。

 

 

それでは、

やはりそうはいっても鼻はむずむずするので今日はここらへんで失礼します。

 

また手紙を送ります。

 

それでは、ごきげんよう

 

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